執筆者
星屋会計事務所
代表税理士 星屋 宏樹
略歴
- 1987年岐阜県立益田高等学校 卒業
- 1990年近畿合同会計事務所(現税理士法人近畿合同会計事務所)入所
税理士試験合格 - 1992年税理士登録(近畿税理士会 東淀川支部所属)
- 2005年星屋会計事務所開業
「フリーランス」「自営業」「個人事業主」これらの言葉は似ているようで、実は意味が異なります。これから独立を考えている方や、すでに事業を始めている方の中にも、違いがよくわからないという方は少なくありません。
フリーランスとは、特定の企業や組織に雇用されずに、案件ごとに契約を結んで仕事をする「働き方」を指す言葉です。
会社員のように毎月決まった給料をもらうのではなく、仕事を受注するたびに報酬を得る形態です。ライター、デザイナー、エンジニア、カメラマン、コンサルタントなど、様々な職種の方がフリーランスとして活動しています。
フリーランスは「働き方」を表す言葉であり、税務上の区分ではありません。そのため、フリーランスとして働いている方の多くは、税務上は「個人事業主」に該当します。
個人事業主とは、法人を設立せずに個人で事業を営んでいる人を指す、税務上の区分です。
税務署に「開業届(個人事業の開業届出書)」を提出して事業を開始した方は、個人事業主となります。個人事業主は、毎年確定申告を行って所得税を納める義務があります。
フリーランスとして働いている方が開業届を提出すれば、税務上は個人事業主として扱われます。つまり、「フリーランス」は働き方、「個人事業主」は税務上の立場を表しており、両方に該当する方も多くいらっしゃいます。
自営業とは、会社や組織に雇われずに、自分で事業を営んでいる人全般を指す言葉です。
個人事業主はもちろん、自分で会社を設立して経営している方も自営業に含まれます。フリーランスや個人事業主よりも広い意味で使われる言葉です。
飲食店や小売店を経営している方、一人で会社を立ち上げた方、フリーランスとして活動している方など、自分の事業を持っている方は広く「自営業」と呼ばれます。
| 用語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| フリーランス | 企業に雇用されず、案件ごとに仕事を受ける働き方 | 働き方を表す言葉 |
| 個人事業主 | 法人を設立せずに個人で事業を営む人 | 税務上の区分 |
| 自営業 | 自分で事業を営む人全般 | 個人・法人を問わない広い概念 |
※表は左右にスクロールして確認することができます。
簡単にまとめると、「フリーランス」は働き方、「個人事業主」は税務上の立場、「自営業」は事業を営む人全般を指す広い言葉です。
フリーランスとして仕事を始めた方から、「開業届は出した方がいいですか?」というご質問をいただくことがあります。
開業届を提出して個人事業主になると、青色申告が選択できるようになります。青色申告には、最大65万円の特別控除が受けられる、赤字を翌年以降に繰り越せるなど、税務上のメリットがあります。
継続的に事業を行う予定であれば、開業届を提出しておくことをおすすめいたします。届出の手続き自体でご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
フリーランス・個人事業主の方の将来設計は、人それぞれ異なります。「ずっと個人のまま自由に働きたい」という方もおられれば、「いずれは法人化して事業を拡大したい」という方もいらっしゃいます。
当事務所では、お一人おひとりのビジョンに合わせたサポートを心がけております。今の働き方に合った税務のアドバイスから、将来の法人化を見据えた準備まで、ご状況に応じてご相談いただけます。
「今のままでいいのか」「法人にした方が得なのか」といった疑問をお持ちの方も、お気軽にお問い合わせください。
大阪市東淀川区・新大阪にある星屋会計事務所へは、個人で事業をされている方からのご相談が多く寄せられます。確定申告のやり方がわからない、経費の計上に迷う、節税の方法を知りたいなど、お悩みは様々です。
税金のことは後回しにしがちですが、早めに相談しておくことで、余計な税金を払わずに済むケースもあります。開業したばかりの方も、すでに数年事業を続けている方も、お気軽にご相談ください。